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カウンセリングルームSUNの宮﨑です。(プロフィールはこちらです)
前回のブログは夏の暑い時に書いたものでしたが、あっという間に11月、すっかり秋になりました。
(アメブロの方は、時々書いていますので、よかったら覗いてみていただけると嬉しいです(^-^))
先日(11/12)、毎月第2土曜日に開催しています11月の『不登校・ひきこもり家族のための ホッとstation』も開催させていただきました。
久しぶりのテラス席での開催で、とっても気持ち良く過ごすことができました。
大きな木に見守られていました(^-^)
いつも、『ホッとstation』で話題になるのですが、
どう ”見守る” か?
”見守る” という言葉は皆さん知っているし、不登校の対応としても、見守ることが大切だと言われていますので、皆さん実行されています。
でも、そうしていても、中々変化が見えてこなかったり、見守ることが親御さんとして、とても辛く感じて、つい爆発して色々言ってしまって、自己嫌悪に陥ったり、夫婦の間でも意見が違って、夫(父親)は見守っているだけではダメだと思っていたり・・・。
様々な葛藤を抱えながら、皆さん、”見守る” ってどうすればいいの・・・?
というお話になることがあります。
私自身も、大昔ですが、長男が不登校だった時には、頭では「見守らなければ!」と思っていても、どうしても自分の気持ちが抑えられない時がありましたし、見守っているだけで、本当に大丈夫なのだろうか・・・、と不安に思っていたこともありました。
なので、『ホッとstation』に参加されている方々のお話には、いつも「そうだよね・・・。」と思いながら伺っています。
そして、その時にいつもお伝えするのが、私が長男の不登校の時に読んだ「揺れつ戻りつ思春期の峠」という本に書かれていた言葉です。
・「見守る」というのは、何もしないことではない。
それは、親の愛を子どもに伝えるひとつの行為である。
・「信頼して待つ」ことは、何もしないで待つということではない。
ただ待っていれば、やがて子どもが自然に立ちなおるという、空虚な根拠のない期待を 抱いていて待つことではない。
・それは、「信頼する」という、大変しんどい仕事をしながら待つということだ。
子どもの自己回復力を信頼し、それが発揮されるように、援助しながら待つということだ。
・そのためには、子どものなかに自分を愛し信頼する心、他者を信頼する心をよみがえらせること。 親の深い愛と信頼を、子どもの側から分かるように伝え続けていくこと。
何だか難しいと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、難しく考えるのではなくて、毎日の生活のなかで、自分ができることを、淡々と地道に行っていくこと、続けていくことがが、やがて大きな変化につながっていくものだな・・と私自身も感じています。
まずは、自分を愛し信頼する心を取り戻す。 ことが必要だし、大切です。
子どもは、学校へ行っていない自分のことを「ダメな子」と思っていたり、行けないことを責めていて、強い自己嫌悪に陥っている場合もあります。
なので、心のエネルギーを回復させるための環境と時間、そして、子ども自身が、ありのままの自分を受け入れられるように援助していく。
そのためには、親御さん自身がまず、子どもを ”ありのままでOK” と思えるようになること。 そこが重要になってきます。
(わかっているけど、それが難しい・・のではないでしょうか・・。)
(なので、『ホッとstation』でお話をしたり、カウンセリングでサポートさせていただいています。)
本の中には、各ご家庭でされていることなども書かれていて、参考になることがあると思います。
”見守る” ということを、もう一度考えるきっかけになったら嬉しいなと思います。
1991年に新書として出版され、その後、2007年に新装版としても出版されています。(「揺れつ戻りつ思春期の峠」高垣忠一郎 著)
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心のモヤモヤ、変わりたいのに変われないなど、自分自身の悩みや、不登校・ひきこもり、家族関係・人間関係の悩みなど、様々な角度からサポートさせていただいています。
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